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Ichiro On Ichiro: Conversations With Narumi Komatsu1570614318

Ichiro On Ichiro: Conversations With Narumi Komatsu
Ichiro On Ichiro: Conversations With Narumi Komatsu
 テレビや雑誌でイチローに関する報道はよく見ているつもりだが、この本は、そこにはない、イチローの本音がうまく引き出されているインタビューだと思う。
 イチローというと、あまりファンサービスは心がけず、ひたすら自分の野球道を追い求めるプロ中のプロというイメージがあるが、この本では、リラックスして、インタビューに答える、若きメジャーリーガーの真剣さをひしひしと感じることができる。
 イチローがシアトルにいる時、試合前の食事に、弓子夫人がつくったおにぎりをいつも食べているのは知っていたが、マリナーズのチームメートでこの弓子夫人手作りおにぎりを食べている選手がいるのは知らなかった。
 高校時代の寮生活で、野球の練習はつらくないけど、先輩のユニフォームなどの洗濯をするために、睡眠時間を削って、早朝(夜中?)から起きる必要があったことなど、驚かされる話もあるが、インタビューを通して、最も感じたことは、イチローが弓子夫人を心から信頼し、異国の地での本当によきパートナーとして尊敬しつつ、二人三脚で真剣に野球に取り組んでいることがよくわかる。
 イチローファンをますます真のイチローファンにしてくれる本だと思う。

いちばん好きなこと一直線―子育ては、父親最大の仕事4892054577

いちばん好きなこと一直線―子育ては、父親最大の仕事
父親の仕事とは何か
大リーガーのイチローのお父さんは、イチローが子どもの頃毎日イチローの練習につき合ったそうです。
学校が終わる3時半くらいからずっとです。
どうしてこんなことができたんでしょうか。
普通のお父さんは、会社に行ったり仕事をしているはずの時間です。
チチローは、いったい仕事はどうしていたんでしょうか。
仕事もせずに子どもとつき合ってたら、貧乏になってしまうのではないかしらん。

その秘密を知りたくて、鈴木宣之『いちばん好きなこと一直線 子育ては、父親最大の仕事』駒澤大学出版会¥1400-を読んでみました。
イチローのお父さんは、実は小さいながらも工場の社長さんだったんです。
でも社長さんだからって、遊んでばかりいては会社は傾いてしまいます。
従業員だって、遊んでばっかりの社長にはついてきてくれないでしょう。
もちろん、奥さんだって。
イチローだって、いくら自分の練習につき合ってくれるといっても、ろくに仕事もしない父親を尊敬できるわけがありません。

同書にこう書いてありました。

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仕事は、ただ動けばいいというものではない。
ましてや、人にやってもらうには、いかに効率よく動いてもらうか工夫する必要がある。
まず、何事につけ、動いてもらう人をイライラさせてはいけない。
第二に、仕事は何の心配もなく、自然に流れなければならない。
一工程でもやりにくいところがあったりすると、それで業務が大幅に遅れることがあるから、極力、私が点検してスムーズな流れをつくる。
これがうまく行かないと、結果的に私を含めて、働いている人のイライラが高じることになる。
要するに、従業員が無理なく動き、仕事ができる環境と行程をつくることが、私の第一の仕事だった。(99-100p)
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なるほど、です。
社長がいなくても仕事が進む「仕組み」を作るのが上手だったんですね。
だから社長が早く会社を離れても、問題なく会社は回転していったわけです。
いい仕組みを社長自らが作ってくれたから、社長が不在だって従業員も安心してまじめに働いてくれたわけです。
それによって会社が利益を上げ、給料もきちんと払う。
もちろん社長の収入も確保できる。
そういった基盤があったから、イチローも父親を尊敬でき、練習につき合ってくれることを喜んだんだと思いました。

チチローはこう言います。

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男の人生は仕事だという。
そして、半分は子育てが仕事である。
外で稼いでくる仕事は、男の仕事の半分に過ぎない。(137p)
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う〜ん、カッコイイですねー!
父親はもちろん家族を経済的に支えるために仕事をしっかりとやらなくちゃいけません。
でもそれだけじゃ、父親として半分しか仕事をしていないんですね。
時々「俺が稼いでいるんだから文句言うな」なんて威張っているお父さんがいますが、それじゃだめなんですよ。
残りの半分、子育てにもしっかり関わっていかなくちゃ。
両方やってこそ、奥さんにも子どもにも尊敬される本物の父親になれるんだなーって思いました。
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